こどもが歯磨きを嫌がります。どうしたらいいの?

子供の歯磨き

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保護者のお母さん

「うちの子は歯磨きを嫌がります。どうしたらいいのかしら、、、」

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泉崎ファミリー歯科院長下所です。

「それは気になりますよね。今日は気になるこどもの歯磨きについて、勉強していきましょう!」。

2.何歳から歯磨きするの?

歯が生えはじめるのは6か月ころから生える子もいます。

その時期はガーゼやナップのようなものでも十分です。

 

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月齢にあった歯ブラシを選んで、手に持たせて歯磨きになれさせましょう。

1歳半をすぎて、生えてきた本数が増えてくると、仕上げ磨きも大事になってきます。

この時期のお子さんは歯磨きを嫌がって

 

当然ですが、頭を膝でしっかり固定して、歯磨きを習慣化しましょう。

歯磨き

2-1.嫌がる子にはこんな工夫を

とはいえ、だんだん体が大きくなってきた子に、無理やりおさえつけるのもむずかしくなってきますよね。

 

習慣づけること。習慣になるまでは嫌がっても保護者の方が毎日しっかり仕上げ磨きをしてあげることです。

お子さんがお話し上手になったり、理解力がでてきたら、歯磨きの大切さを教える必要があります。

お母さんの口に銀歯が入っていたら、虫歯になったらピカピカの白い歯じゃなくなっちゃんだよ~と見せてあげると

びっくりしますね。

他に絵本や動画を使って 歯磨きしないとどうなるのか?ということをお子さんに納得してもらうことが大事です。

3.おススメの絵本

~2歳までの子には字が少なく、わかりやすい絵本

 

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4歳以上のお子さんにおすすめなのが、東北の予防歯科で有名な熊谷崇先生の監修した絵本

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絵本としてストーリーで読むことで、

・お菓子をダラダラ食べる事

・歯磨きをきちんとしないで寝る事

がなぜ悪いか?ということがお子さんにも伝わりやすくなります

おすすめの動画 はなかっぱ歯磨き! 動画の時間、この歌が終わるまで歯磨きさせてね~と約束するのも有効です!

4.歯磨きグッズ選びで大切なこと

次に、歯磨きグッズの紹介です。

4-1.歯ブラシ

お子さんはすぐに噛んでしまって、歯先が広がってしまいますよね。

歯ブラシフルい

広がった毛先だと、歯に当てても効果的に汚れをとることはできません。

正しい歯ブラシの当て方

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かきだすように動かすことも効果的!

まえば

 

 

 

 

 

 

 

前歯の裏も虫歯になりやすいところ。

縦に歯ブラシをもって1本1本磨きましょう

清潔な歯ブラシを常に使いましょう!

clean

4-2.フロス(糸ようじ)

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけではとれません。

 

前歯はすきっ歯の子もいると思いますが、奥歯はとくにフロスが必要です。

奥歯の虫歯は見つかりにくく、

見つかったころには大きな虫歯になっていて、

歯の神経をとったり、麻酔が必要な治療になる可能性が高い!

上の歯の前歯の間も虫歯になりやすいところです。

上の歯の前歯は乳歯だととくに歯の神経が大きくて、虫歯をすこし削っただけで

歯の神経まで取る治療が必要になることも多いです。

その場合は1回で終わらずに、数回治療にかかってしまいます。

また、詰め物をしても取れやすい場所になるので、

何度も詰め物がかけたりします。その都度歯医者に通うのは大変ですよね!

 

つまり、、、、

フロスは絶対必要ですよ~!!

小学校に入り、糸巻のフロスが使えるような子は、

・衛生的

使ったら巻いていって、きれいな面を常に歯と歯の間に入れることができる

・経済的

安い

ので、おススメです。

しかし、糸巻のフロスが難しい子は糸ようじタイプを使いましょう!

よく見るこういったタイプよりも、、

こんな形の方が奥歯には入れやすいです。

糸ようじタイプを使うときは、コップに水を入れて、その都度汚れを洗ってから次の部分の歯に挿入するようにしてくださいね

4-3.電動歯ブラシ

電動でないといけない、というわけではなく、

LED照明ミラーがついていて、上の歯の磨きのこしがないか確認しやすい

2分で振動が切れるタイマーがついていて、

お子さんに「この振動している間はしっかり歯磨きしようね~」と意識づけできる

ので、歯磨きを嫌がるお子さんに使うのは有効だと考えています。

私のおススメはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

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4-4.おススメの歯磨き場所

1日に1回は保護者の方が仕上げ磨きをしっかり見てあげてください。

前述した電動歯ブラシのLEDミラーのような、お口の中をしっかり観察するものがない場合は、

明るい時間に、窓の近くで、日が差すところで、しっかりお口の中を確認しましょう!

5.一日のうちで、1回はしっかり歯を磨く理由

磨き残しが、虫歯や歯周病の原因となるような成熟したプラーク(ネバネバとした歯ブラシではとれない菌のかたまりになる)に変化するまで、

48時間と言われています。

歯磨きを徹底的に1日1回やっていれば、プラークになる可能性は低くなります。

しかしそれでも、理論上プラークを全く0にすることは難しいです。

歯ブラシや、フロスが届かない場所の虫歯予防としてフッ素洗口(うがい)も効果的です。

生えたばかりの歯は虫歯になりやすいです。

保護者の方の仕上げ磨きは、なるべく永久歯への生え変わりが完了する小学校高学年まで続けてあげましょう!

6.歯科医院のケアを受ける必要性

 

とはいえ、一度プラークになったものは歯ブラシではなかなかとれません。

そのまま放置していると、だんだん歯が溶けてきて、初期の虫歯になる可能性もあります。

 

年に2~3回は歯科医院でチェックを受けたり、衛生士さんによるプロのお掃除を受けて歯のピカピカを保ちましょう!