虫歯は歯が溶けていく病気ですが歯周病は歯周病細菌によって歯の周りの歯茎やその下にある骨が壊れていく病気です。
歯周病は歯槽膿漏とも言います。この方が馴染みがあるかもしれませんね。
歯周病は進行すると、歯茎が常に腫れぼったくなったり出血したり、骨が溶けて歯を支えられなくなってしまいグラグラに抜けてしまいます。
歯周病は自覚症状があまりないので気が付いた時にはたくさんの歯が歯周病になっていることがあります。
簡単にできる歯周病の自宅チェックをお教えします。
リストは下にいくにつれて重症になります。
初診
歯周ポケット歯茎の内側の深さを器具を使って測ります
歯茎から出血がないか、歯が動いていないかも同時に調べます
磨き残しがないかも調べます
上下の歯を2回に分けて歯茎の上の着色や歯石のお掃除をします
3回目
もう一度歯周ポケットの測定をします
上下の歯の上の部分のお掃除をしたことでどれだけ歯茎が改善したか歯周病が改善したかを調べます
ここで歯周病が進んでいる歯に関しては細かいお掃除を開始します
それは SRP と言って
歯茎の下の歯石をとるお掃除をします
特別な器具を使って歯茎の下の汚れを つるつるピカピカにして歯茎の炎症が治りやすくします
この時は出血や痛みがあるので麻酔をして行うこともありますそうすると痛みありません。
SRP を行う部分は分けて行うと保険で決まっているので、最大6回かかります(個人差はあります)
もう一度歯周ポケットの測定をします
それでも歯周病が進んでいる場合はフラップ手術という手術を行う場合があります
これは炎症を起こした歯茎を切開し切り取って引き締める治療になります
その時に必要があれば人工骨と言って骨を溶かした骨を再生する人工の骨を入れることがあります
一か月経つと歯茎が引き締まっで治ってきます。
歯周病は生活習慣病と呼ばれるように重症になってしまうと、1度や2度歯医者で歯を掃除しただけでは治りません。
ご自宅での歯ブラシがきちんとできていなければ良くなりません。
そういった意味で歯科医院と患者さん両方が二人三脚で頑張っていく治療になります。
歯科衛生士から歯磨きの仕方をきちんと教わったことはありますか?
今の自己流の歯磨きはきちんとできているでしょうか?
歯間ブラシやフロスは適切に使えていますか?
泉崎ファミリー歯科の衛生士は患者さんそれぞれの個性に合わせたブラッシング指導をしますので、一緒に頑張りましょう。