歯医者に行くタイミングっていつがいいの?
歯が痛くなったり、歯茎が腫れたり、何かトラブルが起きてから歯医者に行く。
そのように思われている方は多いかもしれません。
しかし、実は痛くなる前に通って頂く事がベストなタイミングと言えます。
「痛くなる前に歯医者に行って何をするの?」と疑問に思われるかもしれません。
その答えは、メンテナンスをする!です。
歯科医院では、皆様のお口の中を定期的にチェックし、
- 「むし歯になりそうな歯はないか、むし歯はないか、
- 歯周病は進んでないか、
- 詰め物や被せ物が劣化していないか、
- かみ合わせは悪くなっていないか?」
などを定期的に確認させて頂きます。
「困ってないのに何度も歯科医院に行くのは面倒。」
「歯の一本無くなったってこまらない。」こう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歯は1度削ったり抜いたりしたら決して再生することはありません。
歯には食べる事以外にも、発音を助ける、表情を作る、体の姿勢やバランスを保つ、ものを噛むことで脳に刺激を与えるなど、一本一本に大切な役割があるのです。
無くなってからその大切さに気付く。その前に、守っていくことがとても重要なのです。
「毎日の歯磨きで汚れをきれいに落とせていればいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、お口の中の細菌をゼロにすることは難しく、ご自身ではどうしても取り除けない部分が残ってしまいます。残った細菌は、歯にむし歯や歯周病の原因となるバイオフィルムというものを形成します。残念ながらバイオフィルムは通常の歯磨きでは破壊することができません。
バイオフィルムを破壊するのが、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。歯科衛生士という国家資格を持った専門スタッフが、専用の機器を用いて徹底的に歯の汚れを除去します。(閲覧注意)
バイオフィルムとは 排水溝のヌメリのようなもの。
歯ブラシだけではヌメリは落とせません!
痛くなる前、困る前から定期的に歯科医院に通い続ける事で、80歳になったときに多くの歯を残し、入れ歯を入れず、一本30万以上するインプラントを打たずに健康的で豊かな人生を送ることを想像してみてはいかがでしょうか?