唾液検査について
皆さんの周りで、ちゃんと歯磨きをしているのによくむし歯になる人、特に何もしていないのにむし歯にならない人がいるということ、ありませんか?それはどうしてだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
実はむし歯のなりやすさの原因って1つだけではないのです。
むし歯の原因とは様々な要素が絡み合っているのです。
①歯を守る力(唾液の量・唾液の酸を中和する力とフッ素の使用状況。)
②食生活(飲食の頻度と食事の内容)
③細菌(むし歯を作る菌や進行させる菌)
①②③の要素が重なった時、さらに重なった時間が長いときにむし歯ができるといわれています。
また、どの要素が多くてどの要素が少ないのかは人によって異なります。
それを突き止め明らかにすることがむし歯の予防にはとても重要となります。
唾液検査では一人ひとり異なるむし歯のなりやすさを把握し、個々のライフスタイルに合わせた虫歯予防プランを立案していきます。
ご自身や、子供、身近な人のむし歯になるリスクについて知っておくことで回避出来ることがあればいいと思いませんか?
当院ではオーラルケア社デントカルトによってむし歯菌の数、唾液の力
・質、唾液の量を目に見える形で明らかにします。
専用ソフト「カリオグラム」による診断結果と予防プログラムを7日後以降にカウンセリングし予防プランを立案します。
☆検査時間
15分~30分
☆検査方法
唾液、歯垢の採取およびパラフィンワックスを5分間咀嚼し、メートルグラスに吐き出す
☆検査内容
唾液分泌量、唾液緩衝能、ミュータンス連鎖球菌、ラクトバチラス菌を測定
☆検査結果
細菌コロニーおよび食生活アンケートから「カリオグラム」による診断結果と予防策を7日後以降にカウンセリング
※唾液検査前の注意事項※
下記のような行為を検査前にした場合、正しい検査結果が得られないことがあります。
・検査前1時間以内に飲食・喫煙・歯磨きをした場合
・直前に激しい運動をした場合
・検査前5~6時間以内に殺菌作用のある成分を含む歯磨剤・洗口剤等を使用した場合
・検査前1か月以内に常用薬以外の何らかの薬を服用した場合
・唾液中に潜血が含まれている場合
・口唇に口紅、リップクリームなどをつけている場合