奥歯を白い歯にするにはどんな種類があるの?

解答者:泉崎ファミリー歯科院長

A.はい。

  1. まず、白い歯にしたい部分を確認します。
  2. その歯は神経があるのか?神経を取る治療を行っているか?歯の大きさや、かみあわせの強さより、最適なものをご提案します。

硬質レジン前装冠

(写真はありません)

利点:金属の裏打ちに硬質レジンを盛っているので、フレームの耐久性はあります。 メタルボンド(セラミック)に比べると、素材の特徴が柔らかくすり減ってくれるので、歯根を守る働きがあります。

欠点:セラミックに比べると色が変色しやすい。フレームに金属を使っているので歯茎の部分に金属イオンが溶け出す恐れがある。

こんな歯におすすめです。

神経の治療をしたが、もともとの神経の病巣が大きかった。移植歯や再植歯など、外科処置を行った歯で歯根に負担をかけたくない場合。

値段:50,000円~

メタルボンド

 利点 白い部分はセラミックなので、プラーク(汚れ)がつきにくい

長年経っても変色しない

欠点 強い力が加わると、欠けてしまうこともある

歯茎の部分が金属イオンが溶け出して、黒ずんでくる(保険の金属に比べると可能性は低い)

※金額はすべて税込み

値段 70,000円 (コバルト、フルベイク)

96000円 (セミプレシャス、フルベイク)

裏打ちの種類や金属の見え方で値段が変わります。

裏打ちの金属の種類

コバルト、チタン:生体に安定している。

セミプレシャス:合金であるが、金を50%以上含んでいる。金の特性は、伸びが良く、歯に馴染んで

歯と同じ硬さがある。虫歯になりにくい。

セミプレシャスのほうが、コバルトやチタンに比べるとより性質がよいです。

オールセラミッククラウン

値段 110,000円

利点 審美性がいい

   金属アレルギーがない

   金属イオンが溶け出さないので、歯茎の黒ずみがない

欠点 稀に割れることがある

材質による違い

e-max:Ivoclar Vivadent社e.maxプレスを使用したオールセラミッククラウンです。
e.maxプレスは曲げ強度が400MPaで一般的な陶材の3~4倍あり、審美性にも優れています。

適応:前歯単冠、3本ブリッジまで(大臼歯不可)

ジルコニアセラミック:利点:一番強度が強く力のかかる部分でも使える。審美性がいい

欠点:ジルコニアフレームにセラミックを盛っているので、セラミックが割れることがある

 

フルジルコニアクラウン

ステインなし 45000円

ステインあり 60000円